講義要項 2014
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447経営学部 ビジネス企画学科【専門教育科目】開講学年入学年度対象学科科  目  名担 当 者3・407~13ビ産業心理学畦地真太郎〔講義目的・講義内容〕 「事故と誤りの心理学」 と題し、産業社会における様々なヒューマン・エラーを学びます。 様々な巨大事故や不正が相次ぐ中、産業界への不信が増大しています。繰り返される事故や誤りには、一定のパターンや共通する原因が見られます。その多くの原因は、個人単独のエラーではなく、技術的な誤りと組織的な誤りが元になっています。授業では、これまで発生した様々な事故を事例としながら、その原因の根本にある「人間が犯しやすい誤り」について見ていきます。同時に、その失敗を将来に渡り活かす方法について説明します。 授業に用いるスライド・資料類と、詳細なシラバス・諸連絡等は、すべて朝日大学Moodle (http://acc.asahi-u.ac.jp/ 情報教育研究センターからリンク)上に掲示します。〔到達目標〕 事故を発生させる個人的・組織的な心理学的要因を理解し、その応用で身の回りの安全行動について基準と手順を考察することができること。〔授業計画〕1.「オリエンテーション」 (必ず出席すること)2.「身近な事故と誤り」3.「テネリフェ空港事故に見るエラーの連鎖」4.「ヒューマン・エラーの心理学的要因」5.「ミステイク:氷の川に沈んだ飛行機」6.「疲労と注意不足:チャイナエア危機一髪」7.「生き残るための行動:災害発生時の被害者の心理」8.「失敗の回復:アポロ13号の生還」9.「組織の失敗:チャレンジャー号爆発事故」10.「悪意ある組織」11.「CRM:事故を防ぐ人間要因」12.「よくないデザインとアフォーダンス」13.「エラーを誘発しない設計」14.「よくないデザインを考える」15.「東日本大震災から災害・事故・不祥事を考える」〔履修の条件・注意事項〕 初回 (オリエンテーション) に必ず参加の上、担当教員の指示を受けること。〔成績評価基準・方法〕 ノート提出点 (24%)・小課題点 (36%)・期末試験 (40%) を併せて評価とする。〔テキスト〕 授業資料を朝日大学Moodle (http://acc.asahi-u.ac.jp/ 情報教育研究センターからリンク)よりダウンロードし、予復習に努めること。〔参考書〕 必要な場合は、授業中に適宜指示する。開講学年入学年度対象学科科  目  名担 当 者3・407~13ビ人間行動論畦地真太郎〔講義目的・講義内容〕 「メディアとネットの心理学」 と題し、社会全体に流される情報が、私たちの判断や行動にどのような影響を与えるのかについて考えます。 すでにインターネットは基本的なインフラとなり、それがなかった時代に比べ、より多くの情報が私たちの元に流れてくるようになりました。一方で、ネットを通じて信頼性の低いうわさが急速に伝播したり、マーケティングやプロパガンダによって社会を操作しようとする動きも見られるようになりました。さらにネット社会での失敗が、個人情報の暴露につながるなどの問題も生じています。この講義では、従来のメディアやコミュニティに関する心理学的な知見を踏まえながら、よりよくネットやメディアを使う方法について議論します。 授業に用いるスライド・資料類と、詳細なシラバス・諸連絡等は、すべて朝日大学Moodle (http://acc.asahi-u.ac.jp/ 情報教育研究センターからリンク)上に掲示します。〔到達目標〕 メディア心理学の基礎的な概念によって、インターネットを通じたコミュニケーションおよびコミュニティの特徴を位置づけ、それに対応できるようになること。〔授業計画〕1.「オリエンテーション」 (必ず出席すること)2.「メディアとは何か? その歴史と展望」3.「メディアとネットの心理学的分類」4.「匿名性は悪なのか? 逸脱行動とその原因」5.「嘘と喧嘩はネットの華?:ネットにおける脱抑制的行動」6.「うわさの真相:社会情報の流布と共有」7.「デマとプロパガンダ:ネットを通じた社会操作」8.「火星人襲来! メディアの影響力」9.「社会的ネットワーク:広くて小さな世界」10.「自己とコミュニティ:ネットと現実」11.「コミュニティとサポート」12.「流行と普及の心理」13.「消費行動と広告」14.「ネットとマーケティング」15.「ネット社会の未来と展望」〔履修の条件・注意事項〕 初回 (オリエンテーション) 参加の上、担当教員の指示を受けること。〔成績評価基準・方法〕 ノート提出点 (24%)・小課題点 (36%)・期末試験 (40%) を併せて評価とする。〔テキスト〕 授業資料を朝日大学Moodle (http://acc.asahi-u.ac.jp/ 情報教育研究センターからリンク)よりダウンロードし、予復習に努めること。〔参考書〕 「インターネットにおける行動と心理」(ジョインソン, A., N./北大路書房) その他、必要な場合は、授業中に適宜指示する。

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