講義要項 2014
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経営学部 経営学科229【専門教育科目】開講学年入学年度対象学科科 目 名担 当 者204~13営社会心理学畦地真太郎〔講義目的・講義内容〕 「騙されないための心理学」と題し、社会的な情報を理解する心のメカニズムを学びます。 社会やメディアの巨大化と多様化により、我々の周囲には多くの利用できる情報があります。一方で、得られる情報を処理しきれなかったり、情報に騙されたりすることも多くなっています。その一部は犯罪やデマの蔓延という社会問題化しています。この授業では、主に認知的社会心理学の分野で得られた知見を元に、心の働きを学んでいきます。同時に「騙されない」ためにはどのようにすべきか、バランスの取れた情報の利用をするためにはどのようにすればよいかについて、応用例を提示していきます。 授業に用いるスライド・資料類と、詳細なシラバス・諸連絡等は、すべて朝日大学Moodle(http://acc.asahi-u.ac.jp/ 情報教育研究センターからリンク)上に掲示します。〔到達目標〕 人間の社会的情報処理や思考についての基本的なメカニズムを学び、他者からの情報に流されないための“構え”を構築すること。〔授業計画〕1.「オリエンテーション」 (必ず出席すること)2.「心理学と心理ゲーム」3.「内的要因と外的要因」4.「行動と態度」5.「社会の中の私たち」6.「説得と社会的影響力」7.「権威の力」8.「脳と薬物」9.「記憶の役割」10.「スキーマの働き」11.「ステレオタイプ (1):血液型に見るステレオタイプ」12.「ステレオタイプ (2):知能・人種・ステレオタイプ」13.「心の社会的情報処理 (1):二重過程モデル」14.「心の社会的情報処理 (2):様々なヒューリスティック」15.「生物学的多様性と偏見」〔履修の条件・注意事項〕 初回 (オリエンテーション) に必ず参加の上、担当教員の指示を受けること。〔成績評価基準・方法〕 ノート提出点 (24%)・小課題点 (36%)・期末試験 (40%) を併せて評価とする。〔テキスト〕 授業資料を朝日大学Moodle (http://acc.asahi-u.ac.jp/ 情報教育研究センターからリンク)よりダウンロードし、予復習に努めること。〔参考書〕 「対人関係の心理学」(森尾博昭・編/技術評論社) 「影響力の武器 (第二版)」(チャルディーニ, R., B./誠信書房) その他、必要な場合は、授業中に適宜指示する。開講学年入学年度対象学科科 目 名担 当 者3・404~13営人間行動論畦地真太郎〔講義目的・講義内容〕 「メディアとネットの心理学」 と題し、社会全体に流される情報が、私たちの判断や行動にどのような影響を与えるのかについて考えます。 すでにインターネットは基本的なインフラとなり、それがなかった時代に比べ、より多くの情報が私たちの元に流れてくるようになりました。一方で、ネットを通じて信頼性の低いうわさが急速に伝播したり、マーケティングやプロパガンダによって社会を操作しようとする動きも見られるようになりました。さらにネット社会での失敗が、個人情報の暴露につながるなどの問題も生じています。この講義では、従来のメディアやコミュニティに関する心理学的な知見を踏まえながら、よりよくネットやメディアを使う方法について議論します。 授業に用いるスライド・資料類と、詳細なシラバス・諸連絡等は、すべて朝日大学Moodle (http://acc.asahi-u.ac.jp/ 情報教育研究センターからリンク)上に掲示します。〔到達目標〕 メディア心理学の基礎的な概念によって、インターネットを通じたコミュニケーションおよびコミュニティの特徴を位置づけ、それに対応できるようになること。〔授業計画〕1.「オリエンテーション」 (必ず出席すること)2.「メディアとは何か? その歴史と展望」3.「メディアとネットの心理学的分類」4.「匿名性は悪なのか? 逸脱行動とその原因」5.「嘘と喧嘩はネットの華?:ネットにおける脱抑制的行動」6.「うわさの真相:社会情報の流布と共有」7.「デマとプロパガンダ:ネットを通じた社会操作」8.「火星人襲来! メディアの影響力」9.「社会的ネットワーク:広くて小さな世界」10.「自己とコミュニティ:ネットと現実」11.「コミュニティとサポート」12.「流行と普及の心理」13.「消費行動と広告」14.「ネットとマーケティング」15.「ネット社会の未来と展望」〔履修の条件・注意事項〕 初回 (オリエンテーション) 参加の上、担当教員の指示を受けること。〔成績評価基準・方法〕 ノート提出点 (24%)・小課題点 (36%)・期末試験 (40%) を併せて評価とする。〔テキスト〕 授業資料を朝日大学Moodle (http://acc.asahi-u.ac.jp/ 情報教育研究センターからリンク)よりダウンロードし、予復習に努めること。〔参考書〕 「インターネットにおける行動と心理」(ジョインソン, A., N./北大路書房) その他、必要な場合は、授業中に適宜指示する。
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