講義要項 2014
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法学部法学科164【専門教育科目】開講学年入学年度対象学科科 目 名担 当 者304~法演習ⅢA今井 潔〔講義目的・講義内容〕 会社法および手形法上の重要問題を学びます(演習ⅢAでは会社法を中心に、演習ⅢBでは手形法を中心にします)。これらの法は企業の組織、運営、取引等に関するものであって、「企業法」とも呼ばれていますが、その基礎には民法の規定や理論があるので、必要に応じて民法も復習します。授業の進め方は、テキストを使用し、その中から問題を参加者に割り当て、各報告をきいて、問題点を検討します。 各種資格試験や公務員試験、大学院入試等を受験する者に役立つ授業を目指しています。〔到達目標〕 会社法の規定や理論について理解を深め、会社の組織や運営に関する問題を法的視点から分析し説明することができるようにする。〔授業計画〕1.授業ガイダンス。企業の法形態、会社の概念2.会社の能力、法人格の否認3.株式会社の機関設計4.株主総会の運営・決議の瑕疵5.役員および会計監査人の資格・選任・解任6.取締役・会計参与・取締役会・代表取締役の権限7.監査役・監査役会・会計監査人・検査役の権限8.委員会設置会社の選択、委員会と取締役・取締役会・執行役9.役員等の対会社・対第三者責任10.株主代表訴訟11.株式会社の設立発起人と設立中の会社12.出資の履行・役員の選任13.設立登記、設立関与者の責任14.種類株式、株主平等の原則15.授業のまとめ、最近の判例・実務の動向等〔履修の条件・注意事項〕 準備をして授業中積極的に発言してほしい。商法、会社法はもとより、民法の講義もぜひ履習してほしい。〔成績評価基準・方法〕 出席状況 (50%) や授業中の質問に対する応答、課題報告・報告用レジュメ等により総合的に評価する。〔テキスト〕 テキストは関係法令の改正等に対応した新版、改訂版等の出版状況を見て後日、指示する。〔参考書〕 江頭憲治郎著『株式会社法 〔第4版〕』有斐閣 田邊光政著『新版会社法要説』税務経理協会 石山卓磨著『現代会社法講義第2版』成文堂 加藤 徹著『会社法』中央経済社開講学年入学年度対象学科科 目 名担 当 者304~法演習ⅢB今井 潔〔講義目的・講義内容〕 会社法および手形法上の重要問題を学びます (演習ⅢAでは会社法を中心に、演習ⅢBでは手形法を中心にします)。これらの法は企業の組織、運営、取引に関するものであって、「企業法」とも呼ばれていますが、その基礎には民法の規定や理論があるので、必要に応じて民法も復習します。授業の進め方は、テキストを使用し、その中から問題を参加者に割り当て、各報告をきいて、問題点を検討します。 各種資格試験や公務員試験、大学院入試等を受験する者に役立つ授業を目指しています。〔到達目標〕 会社法及び手形法の規定や理論について理解を深め、企業の組織、運営、取引に関する問題を法的視点から分析し説明することができるようにする。〔授業計画〕1.演習ⅢAで取扱った事項の要説2.株券、株式の譲渡、株主名簿3.募集株式、新株予約権の発行4.会社の基礎の変更、解散と清算5.有価証券の意義・分類・類似の証券、手形・小切手の意義・経済的機能6.手形行為の特性・実質的要件7.手形署名、他人による手形行為、名板貸8.手形能力、手形理論、法律行為の一般原則の適用9.裏書の効力、手形取得者の保護10.除権決定、手形行為独立の原則、手形保証11.手形の変造、時効、原因関係、利得償還請求権12.白地手形の要件・権利行使・不当補充13.小切手に特有の制度14.種々の有価証券、証券のペーパーレス化15.授業のまとめと最近の判例・実務の動向〔履修の条件・注意事項〕 準備をして授業中積極的に発言してほしい。商法、会社法はもとより、民法の講義もぜひ履習してほしい。〔成績評価基準・方法〕 授業中の質問に対する応答(40%)、課題報告(30%)・報告用レジュメ等 (30%) により総合的に評価する。〔テキスト〕 テキストは関係法令の改正等に対応した新版、改訂版等の出版状況をみて後日、指示する。〔参考書〕 江頭憲治郎著『株式会社法 〔第4版〕』有斐閣 河本=田邊『約束手形法入門第五版補訂版』有斐閣 田邊光政『最新手形法小切手法 〔五訂版〕』中央経済 福瀧博之著『手形法概要 〔第2版〕』法律文化社
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