講義要項 2014
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法学部法学科143【専門教育科目】開講学年入学年度対象学科科  目  名担 当 者204~法演習ⅡA平田勇人〔講義目的・講義内容〕 法律紛争が多発している現代社会において、民事・家事紛争処理の知識や、法律に基づき論理的に相手を説得する能力は必要不可欠である。ただ、法律紛争の世界は、実体法と手続法のほか憲法等も交錯しており、個々の部分だけを見てもわからない。本演習においては、重要な論点について 「模擬調停実験」 を行う。指定したテキストを熟読して基礎知識を身に付け、次のステップとして、裁判官、調停委員、弁護士、原告、被告役をゼミ生が分担することで、実践的な紛争解決能力を身につけてもらう。そして、他大学の法学部やロースクールの教授たちとのゼミとも連携しながら模擬調停実験を行い、①民事手続法やADRに関する基礎知識、②高度な調停技法、③法交渉理論と法交渉力を身につけてもらう。遅刻・欠席には厳正に対応し、厳しく鍛えるが、大らかな人格形成を目指して、楽しく充実したゼミにしたい。〔到達目標〕 民事手続法やADRに関する基礎的知識、並びに多角的・論理的思考力を身につけることを目標にする。〔授業計画〕1.オリエンテーション2.民事手続法に関する基礎知識 (裁判)3.民事手続法に関する基礎知識 (ADR)4.調停技法 (パラフレージング)5.調停技法 (リフレーミング)6.調停技法 (オープン・エンディッド・クエスチョン)7.模擬調停のテーマ選定 (民事調停)8.模擬調停のテーマ選定 (家事調停)9.模擬調停における役割分担の選定10.模擬調停実験 (1回目)11.模擬調停実験 (2回目)12.調停実験の反訳13.調停実験の分析14.他大学の調停実験との比較15.まとめ〔履修の条件・注意事項〕 遅刻・欠席をしないこと。20分以上の遅刻は減点対象とする。積極的な学習態度を期待する。〔成績評価基準・方法〕 模擬調停等の発言内容 (70%)、ゼミへの参加度 (30%) により総合的に評価を行う。〔テキスト〕 中川 淳・小川富之編『家族法』(法律文化社)。 小島武司編『ブリッジブック裁判法』(信山社)。〔参考書〕 山本忠弘・加賀山茂・久保田富也・生駒正文編著『現代ビジネス法辞典』(嵯峨野書院)。開講学年入学年度対象学科科  目  名担 当 者204~法演習ⅡB平田勇人〔講義目的・講義内容〕 法律紛争が多発している現代社会において、民事・家事紛争処理の知識や、法律に基づき論理的に相手を説得する能力は必要不可欠である。ただ、法律紛争の世界は、実体法と手続法のほか憲法等も交錯しており、個々の部分だけを見てもわからない。本演習においては、重要な論点について 「模擬調停実験」 を行う。指定したテキストを熟読して基礎知識を身に付け、次のステップとして、裁判官、調停委員、弁護士、原告、被告役をゼミ生が分担することで、実践的な紛争解決能力を身につけてもらう。そして、他大学の法学部やロースクールの教授たちとのゼミとも連携しながら模擬調停実験を行い、①民事手続法やADRに関する基礎知識、②高度な調停技法、③法交渉理論と法交渉力を身につけてもらう。遅刻・欠席には厳正に対応し、厳しく鍛えるが、大らかな人格形成を目指して、楽しく充実したゼミにしたい。演習ⅡBでは、家事調停や医療ADRの模擬調停実験を通して民事手続法の理解を深めてもらう。〔到達目標〕 調停技法のさらなる修得を目指す。さらに多角的・論理的思考力を身につけることを目標にする。〔授業計画〕1.オリエンテーション2.家事調停におけるテーマの選定 (教員が選定)3.家事調停におけるテーマの選定 (学生と選定)4.家事調停における役割分担の選定5.模擬調停実験6.模擬調停実験の反訳7.模擬調停実験の分析8.予備日9.医療ADRにおけるテーマの選定 (教員が選定)10.医療ADRにおけるテーマの選定 (学生と選定)11.医療ADRにおける役割分担の選定12.模擬調停実験13.模擬調停実験の反訳14.模擬調停実験の分析15.予備日〔履修の条件・注意事項〕 遅刻・欠席をしないこと。20分以上の遅刻は減点対象とする。積極的な学習態度を期待する。〔成績評価基準・方法〕 模擬調停等の発言内容 (70%)、ゼミへの参加度 (30%) により総合的に評価を行う。〔テキスト〕 中川 淳・小川富之編『家族法』(法律文化社)。 小島武司編『ブリッジブック裁判法』(信山社)。〔参考書〕 山本忠弘・加賀山茂・久保田富也・生駒正文編著『現代ビジネス法辞典』(嵯峨野書院)。

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